着工から3時間で完成するインスタントハウスですが、価格はいくらなのでしょうか。また、固定資産税はかかるのでしょうか?
防災の観点からも、庭に設置できるなら購入したいですよね!個人でも買えるのか調べてみました。
インスタントハウスの価格や固定資産税は?
Sサイズ(5m²) 1,100,000円(税込)
Mサイズ(15m²) 1,870,000円(税込)
Lサイズ(20m²) 2,585,000円(税込)
木扉(オプション) 275,000円(税込)
建築物ではなく、ロープとペグで地面に固定する形式のため、固定資産税はかかりません。
110万円って思ったより安い!でも防災として個人が購入するにはちょっとハードルが高いですよね。庭に固定して置けるのならまだしも、建築物ではないのでこまめに動かす必要もあります。(行政によりますが)
1年の保証期間はありますが、まだ開発されて間もないのもあり、耐久年数は現状算定されていません。
インスタントハウスは個人でも買える?
現在は、法人への販売のみとなっているようです。
現状法人にのみ販売を想定していて、個人への販売は行う予定はないとのこと。
設置に関しても、行政によっては許可が降りない場合もあるので、事前に相談してから購入してください。
また、建築物ではないので、2〜3ヶ月ごとに動かす必要もあるそうです。こちらも行政によって決まりがあるようですので確認してくださいね。
個人の方への販売ができるよう開発は行っているようですので、実用化されるのが待ち遠しいですね。
インスタントハウスの用途は?
インスタントハウスとは、「インスタント」+「ハウス」の造語で、即席で創ることのできる家の事です。
元々は、グランピングに用いる前提で作成した構築物だそうです。
インスタントハウスは、2011年3月東日本大震災での被災地支援をきっかけに名古屋工業大学大学院の北川啓介教授の研究をもとに、LIFULLと名古屋工業大学大学院による産学連携協定にて開発した新しい構築物です。土地に定着していないため非建築物扱いである一方、シーンや用途にあわせて移動が可能です。
2023年に起きたトルコ大地震の被災地に、簡易住宅としてインスタントハウスが建てられました。
防災の観点での使い方としては、山梨県の八ケ岳で、インスタントハウスで快適に暮らせるかどうかの実験が1年近く続けらているようです。
災害時の避難場所としても利用できるように、インフラの設備も含めて開発を進めてくれているようです。南海トラフなどの地震の際に、仮設住宅として快適に住めるのはとてもいいですね!
全国のキャンピング施設や宿泊体験ができる場所が何ヶ所かありますよ。
国内グランピング用として、約60棟設置されています↓
・無人駅のグランピング宿泊施設(群馬県・土合駅)
・スキー場の宿泊施設(群馬県・たかしな高原)
・国定公園、国立公園内(丹沢大山国定公園、伊勢志摩国立公園)
インスタントハウスは、株式会社LIFULL ArchiTechで販売されています。
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